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コントラスト

 コントラストはなかなか日本語では伝わりにくいかもしれない。要するに完璧に当てはまる単語が無い。そんな言葉はいっぱいあるなあ。コントラストという言葉を使い始めたときに日本語の単語を作るのをさぼったからなのか。意味が広くて日本語にならなかったのか。

 前にも書いたがカメラ好き。写真撮るのが好きである。いろいろと撮るものの幅の広いデジカメが欲しくて情報を集めているのだが、世の中どうも勘違いしている部分が多いみたいなので自分に自分で説明することにした。

 どうも原色がはっきりと原色の通り発色することが良いとされているのか、花の赤や植物の緑色が鮮やかに発色するのがよいとされているのか、どういうことなのかいろいろな書き込みを見ても良く理解できない。大概書き込みを行う人の大半は無責任な誹謗や中傷や自己の欲に溢れるものでそれはインターネットの性格上ある程度はしょうがないことと思う。しかしある領域を超えると営業妨害になりかねないことを考えるべきではあると思う。
 そんなことを言いたいのではなくコントラスト。
 今までいろいろ写真を撮ったりしたが思うような写真はなかなか撮れない。フィルム一本に一枚あれば良い方だ。ずっと疑問だった。僕は何か作品でも作ろうと思って撮ったことはなく。自分が目で見て「あ!」と思った物とか、風景とか、生き物とかを写真で残したいだけなんです。だけど写真にすると「あれえ、こんなんかよ」というような写真ばかりできてしょんぼりします。
 インターネットも便利なもので、各メーカーや内外のレビューにあるサンプルを見て、その疑問にようやく自分なりの結論がだせそうです。

 僕らは目で見ている。目を通して脳で感じている。
 カメラはレンズを通した「実像」を写しているのだ。

 両側に木の生えている道なんかを写してみる。

 誰でも経験はあるようなことだと思いますが、当然僕にはこのように見えてません。
 空の色はもっと青く見え、日の当たった部分の砂利道や木の葉はだいたい合っているが、目で見たものと大きく違うのは影や陰の部分。肉眼ではもっと明るく見えていて、そんなに暗くない。木の葉の暗い部分も暗すぎる。

 やや逆光気味の荒れ地でも写してみる。

 空はもう少し青いけどまあいいか。その辺の草花は当然もっと色もあるし、目にはもっと鮮やかに見えているし、当然もっと明るく見えている。

 脳は目でとらえた像を印象という形に補正をして感じている。カメラは光学的にいうところの「実像」を映し出す。時には本当の色よりも鮮やかに、時には本当の明るさよりもより明るく認識する。それが人間の視覚の仕組みだと思う。
 「写真」というものを考えたとき、僕は僕の印象にあるものを撮りたい。できるだけ忠実に再現して欲しい。
 そういう意味でいろいろ見た結果、コダックのカメラの色合い!コントラストがいくら低いと文句を言われようと僕は正解だと思う。少なくとも一番方向性が正しいと思う。
 コダックブルーというが僕はコダックの茶色やオレンジ、薄暗いところで鮮やかでないものは鮮やかに写さない。陰も必要以上に暗くない。その辺の方が僕は好きである。
 他のカメラのサンプルでも「はっ」とさせるものもある。だけどコダックのサンプルや誰かが撮った写真では共通して「自分はそこにいるのかもしれない」というリアルな感じにさせてくれます。少なくとも僕はね。
 ひとつだけ、国産のメーカーのカメラの多くは色がきつく脂っこく見えるのは僕だけでしょうか。
 控えめにと思ってもこんなことを発信してしまうのでカメラのメーカーも大変である。もう少しみんな気を遣いましょう。