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 カメラ好きである。若い頃安い一眼レフを思いきって買った。いろんなフィルムを試した。レンズは当然良いレンズなんか持ってない。自分がいい写真を撮れるようになったらなんとかすればいいじゃないか。
 カメラはお金がかかる。現像に出す。取りに行く。手間がかかる。レンズを持ち歩く。フットワークが悪い。撮りたいと思った瞬間レンズが違う。こんなことを繰り返すうちに稼働率がぐんと下がる。


 数年前「デジカメなんてまだいらんよ」なんて言ってた。今年ふとしたことから
コンパクトデジカメを購入。
 こりゃいい。便利だ。
 写真好きの心がくすぐられる。一眼レフに変わるものが欲しいと思いだす。
 ネット上でいろいろなレビューや書き込みを見て参考にしようとする。
 そこで、うんざりしました。
 まあ、あれやこれや文句の多いこと。確かにデジカメはスチルカメラではなく情報家電なんだろうなあ。だけど使い方としてはスチルカメラと変わらない。だからやっぱりカメラなんだと思う。
 フィルムカメラの時のように違うフィルムを使ってみるなんてことはできないからレビュー記事や撮像のサンプルなんかはすごく重要です。
 いろいろと批判めいた書き込みを見ると


 「ノイズいやいやん」
 撮像のサンプルをモニターで1ピクセル1画素ぐらいにまで引き延ばして「ノイズ発見!」とか「解像感が悪い!」というのはどうかと思いますよ。普段見るサイズで見てひどいとどうかと思いますが、一般的なものではモニタいっぱいかL判プリントの大きさ。自分で拡大してもA4程度。L判なら手元ですがA4なら額か何かに入れて数メートル離れて鑑賞しますよね。その時に満足いくかだと思うんですけどね。


 「レンズ交換式一眼レフが偉い」
 そうかなあ、僕はレンズ付きフィルムで撮った凄くいい写真見たことあります。コンパクトカメラ(フィルムの)で撮った写真で見たときにはっと衝撃をうけたことがあります。その横には最上位機種で撮った私にとってつまらない写真が載っていました。僕の撮り方だとフットワークの悪い一眼レフは結局あわないんだよなあ。好みの問題なんでしょうけど。


 「一つ、スペックと数字命」
 画素数大事、F値とか大事!みたいだけどどうなんでしょうね。フィルムカメラの廉価な標準ズームはF値3.5-5.6みたいのでみんな頑張ってたんだぞ!メモリカードだってどれが良いというのは自分が買う時の条件の一つなだけじゃないか。「このメモリカードだめ、いや」ならそれは自分の選択肢から外れるだけで目くじらたてていうことじゃないかと。そこにこそ大人の事情が。


 「一つ、ビバ手ぶれ防止」
 カメラってぶれないように脚つかったりわき締めて頑張るんじゃなかったかなあ。確かにフィルムより数段枚数撮れるから緊張感もなくシャッター押せるんだけど、緊張感なさすぎじゃないか。


 それから「作品」という言葉を使っているのも見ましたが、カメラは作品を作る道具ではなくもっと単純に像を記録する道具だと思うんですよ。作品はその延長上にあるものだと思うんですよね。
 世の中便利になると、どうも最近自分が向こうに合わせるということをしなくなっている気がする。


 思ったような写真が撮れないのはカメラのせいだけではないのだ。
 最新の技術にスポイルされないようにしなきゃね。

 愚痴でした。